いつも安全運転を心がけているから大丈夫。
違反したこともないし、するつもりもない。
そう宣言して安心できるならこんな有難いことはないですが、残念ながら道路はいろいろな人がいろいろな目的、感情で走る場所、何が起こるか自分では決められないという怖さがあります。被害者になってからでは手遅れということにもなりかねない車の運転。
自分だけは大丈夫の考えから、自分も大丈夫じゃないかもしれないに考え方を変換して、もし当事者になったときにどうやって身を守ればいいのかを知っておくことは決して無駄じゃありません。
危険運転から身を守る方法をFLASHの記事をもとにご紹介致します。
1.法定速度内で流れに乗ろう
法定速度を超えて走行するのはNGですが、自分が低速で走り、後続車をイライラさせていないか、全体の流れを大きく乱していないかは認識しておきましょう。
2.追い越しを終えたら走行車線へ
道路交通法では、追い越しを終えたら速やかに走行車線に戻らなければ違反となります。後方から迫ってきた車の妨げになると、嫌がらせを受けることもありえます。
3.不要な車線変更はしない
意味なく走行車線を左右へ頻繁に変更するのは、危険運転車の怒りを呼び起こしてしまう行為です。不要な車線変更はできる限り行わずに運転しましょう。
4.信号待ちでのスマホはご法度!
信号で止まるたびにスマホをチェックする人は多いですが、そういう人ほど青になったときの発信が遅れがち。後続車のイライラは増大してしまいます。
5.煽られたら、道を譲る
片側一車線のような狭い道で進路を塞がれると、煽り運転をする人の怒りは増大します。無理をせず、適当なところで先に行かせてしまうことが大切です。
6.煽られても急ブレーキは厳禁
煽りに対し、故意に急ブレーキを踏み後方車に警告。こういう人もいますが、火に油を注ぐ行為です。追突事故時、その行為が証明されれば違反行為になります。
7.適正な車間距離は”2秒”
多くのドライバーが1秒程度の車間しかとっていません。これがトラブルを生む一因です。自分が煽りと錯覚されないためにも、2秒の車間距離を確保しましょう。
8.威圧感ある車に近づかない
黒いセダンが危険というのは昔の話。現在では、高級セダンや大型輸入車はもちろん、ミニバンでも、どことなく威圧感を感じる車とは距離をとるべきです。
9.ドライブレコーダーつきをアピールする
ドライブレコーダーは、いざというときの証明に有用です。
「ドライブレコーダーで録画中」と警告するステッカーの種類も豊富にあるので、車体に貼れば抑止力になります。
10.最悪の場合はロック&110番!
無理やり停車させられたら、ドアをロックして車外には出ず、すぐに110番する。
仮に車に危害を加え、立ち去られてもドライブレコーダーがあればすべて記録に残ります。
いかがでしたか。
型通りにいかない場面も多々あるでしょう。
それでもなお、こういう場面にはこうしようという知識があればいざという時には役に立ちます。相手あってのことなので「これが最善」ということは難しいかもしれないですが、命あってのすべて。一時的な感情にまかせることなく、常に冷静さを友人として思いやりある運転を心がけつつ、安全に目的地までたどり着きたいですよね。
ちょっとしたこと、でも、それが命取りになりかねない時代。
自分は大丈夫の発想ではなく、自分も危険かもという発想に切り替えて準備しておくことは決して無駄なことじゃありません。
快適なドライブのためにも、これら10か条を忘れずに!
(参考:FLASH 11月7日号より)