45歳以上リストラ実施の企業は富士通とNEC以外どこか

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45歳。
この年令にどれほどの意味があるのか。

今、リストラ断行によって絶望的な理不尽さに打ちひしがれている45歳以上のサラリーマンは数多くいることでしょう。

身近なところで言えば「組織のスリム化」ということで2850人が3月末で早期退職すると発表した富士通。
この数は実に国内従業員の3%にあたるそうです。

数字でみれば2850ですが、その一人ひとりに生活、人生がかかっていることを思えば、その心中を考えるだけで胸が苦しくなってきます。
45歳以上のリストラを実施している大企業はどこか。
『FLASH』(2019年4月30日号)よりご紹介します。

 

45歳以上リストラ実施の主な企業



※( )内は発表された日付

NEC(2018年6月29日)

〜 2019年春までに 3000人 〜

希望退職者を募集。対象は、グループ会社で間接部門やハードウエア領域の特定部門に在籍している45歳以上かつ勤続5年以上の従業員。2018年10月29日から11月9日にかけて募集し、12月28日付で2170人が応募した。引き続き、2019年3月までに400人の希望退職を募集。これまでにも2012年に1万人のリストラを実施している。

 

アルペン(2019年1月9日)

〜 2019年3月20日までに 355人 〜

「アルペン」「スポーツデボ」「ゴルフ5」などのスポーツ用品店を運営。収益性の改善に向けて希望退職者を募集すると発表。同社としては初。対象は、退職日の2019年3月20日時点でアルペンと子会社・ジャパーナに在籍している45歳以上64歳未満の社員。募集数は連結従業員数約4000人の9%に相当する300人だったが、想定を2割上回る355人が応募した。

 

カシオ計算機(2019年1月31日)

〜 2019年3月までに 156人 〜

創業以来初の早期退職者の募集を発表。カメラ事業からの撤退などの構造改革を進めており、「人材パフォーマンス最大化施策の一環として」募集すると説明している。対象は、国内営業部門、スタッフ部門に在籍する勤続10年以上の社員のうち、45歳以上の一般社員と50歳以上の管理職で合計700人。うち200人程度の応募を想定していたが、3月時点で156人が応募した。

 

エーザイ(2018年10月25日)

〜 2019年3月までに100人、’20年、’21年に追加予定 〜



45歳以上で勤続5年以上の従業員を対象とする早期退職を募集。100人程度の応募を見込んでいたが、12月までに約300人の応募があった。募集期間は2018年12月11日〜21日で2019年3月までに退職する。今後さらに2020年3月末、2021年3月末に退職する追加の早期退職を想定している。同社は「新卒採用を2倍に増やし、組織の若返りを目指す」と説明している。

 

コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(2019年2月14日)

〜 2019年4月までに 約700人 〜

45歳以上の社員を対象に、希望退職者約700人を募集する。人手不足による物流費の上昇で利益の確保が難しいことが理由で、希望退職募集で人件費を約50億円削減できる見込み。3月11日〜28日に受け付け、退職日は4月30日となる。特別退職加算金を支給するほか、再就職支援サービスを提供する。

 

協和発酵キリン(2019年2月5日)

〜 2019年6月までに 296人 〜

希望退職者の対象となるのは生産本部に所属する社員を除く、2019年4月1日時点で45歳以上かつ勤続5年以上の社員。対象人員は全従業員の4割にあたる約1600人。同社が希望退職者を募集するのは初めてという。3月11日から28日まで募集し、296人が応募した。6月30日までの退職を予定している。

 

日本ハム(2018年10月31日)

〜 2019年10月15日までに 200人 〜

45歳以上の社員を対象に、全社員(子会社への出向を含む)の約1割にあたる200人を上限に早期退職者を募集。通常の退職金に加算金を上乗せする既存の「選択定年制度」を時限的に拡充する形で実施した。募集期間は2019年5月〜6月で、退職日は同年10月15日の予定。40〜50代の比率が高い人員構成の適正化を進めて収益力を高めるのが目的という。

 

富士通(2019年2月19日)

〜 2020年度までに 5000人(配置転換を含む) 〜

2018年10月に、2020年度をめどにグループ全体で5000人規模の配置転換を実施する方針を打ち出した。昨年12月から、45歳以上の正社員と定年後再雇用従業員を対象に、希望退職とグループ内の配置転換を募集。配置転換は人事や総務、経理などの間接部門から成長分野のITサービス事業に振り向ける。早期希望退職には2019年1月末までに2850人が応募し、3月末までに会社を去った。

(出典・引用元:『FLASH』4月30日号)

45歳といえば人生100年、寿命からしても人生後半、折り返し地点といった油がのりきっている働き盛りと思うのに、無情にも「45歳〜」リストラ対象というのだから厳しすぎますね、人生。

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しかし考えようによっては、チャンスにも変えられます。
ぜひ、乗り越えて頂きたいもの。