中年リストラ。
耳にするだけで何だかいや〜な気持になりますね。
週刊SPA(12月19日号)に、恐ろしくも「やめさせ屋」の最新手口の記事が掲載されました。
あなたは大丈夫? ご主人は? やめさせ屋の手口を記事からご紹介します。
関連記事:45歳以上リストラ実施の企業は富士通とNEC以外どこか
やめさせ屋が用意している
想定問答マニュアルとは…
知識だけ持っていても仕方ない。
でも本当にそうでしょうか。
知っていれば動じずに済む。動じずに済めば、冷静に対処できる。冷静に対処できれば、正しい判断を導きやすい。
『週刊SPA』に掲載されている、やめさせ屋が用意しているという、想定問答マニュアルをひとつひとつ見ていきましょう。
Q 会社は私にやめろと言っているんですか?
A:一方的に雇用契約を破棄しているわけではありません。
今回の事業再構築で残念ながら◯◯さんの経験や実績が活きるポジションがなくなってしまうのです。したがって、これまでの貢献と新しい出発を応援すべく特別退職金プログラムを用意しました。これを活用することが当社にとっても◯◯さんにとっても、考えられる最善策だと信じています。
Q 拒否したらどうなりますか?
A:今日お話しした提案が現在の最善、かつ唯一のものです。ご了承いただけない場合どうなるかは、私にもわかりません。ただ、言えることは、労働契約を解除しない(回顧はしない)一方で、合法の範囲で◯◯さんにこの話をし続けることになります。お互いに、あまり生産的でない時間をつづけなければならないということです。(なるべくシミジミと)
Q 子供がいるから勘弁してください。
A:私にも、ほかの方にも皆さん子供がいますよ……は冗談ですが、お子さんのためにも今ここでしがみつくよりも、建設的に先のキャリアを考えたほうが良いのでは?
Q 私以外は誰が対象なのでしょうか?
A:個人情報であり、ほかの方についてお話しすることはできません。また、これはあなたご自身の将来についてお話しする機会です。ご自身のことだけをお考えください。
(引用元:週刊SPA 2017.12.19号)
冷酷ですね。でも、そういう問答になるのだなとわかっているだけでも気持ちに余裕が持てます。今は他人事でもいつ自分ごとになるかわからない不安定な時代。知っていて損はない想定問答だと思います。
「隠されたあなたの能力を引き出す」という名目で、研修の受講や新規プロジェクトを業務命令し追い込むという方法もあるとのこと。
本当にいやらしく姑息なやり方ですね。
「業務改善計画」と呼ばれている、最も主流なPIP という手口では、不法にならない程度の配置転換や業務命令を組み合わせて、達成不可能な改善プランを与えるといいます。
多くの人は退職せざるを得ない環境に心が折れてしまうのだそう。また、たとえ心が折れなくてもそれら改善プランの未達成を理由にし、会社は「降格、言及、退職勧奨」につなげていくという、二段構えになっているのが特徴だとも。
ほとんど”いじめ”ですが、これが現実のようです。
他にもあるあるリストラ手口!
リストラの手口はあの手この手で迫ってくる。他にも、
- 辞めさせたい社員の稟議書を見ることもせず、一切通さないとか初期段階の精神的な嫌がらせをする。
- 辞めさせたい社員をうつ病、もしくは統合失調症と診断し、とりあえず求職させる。
- ”今の仕事よりも向いている仕事がある”と転職を推奨。
といったものもあるそう。
陰湿です、ただただ、陰湿。
かなり具体的な例も掲載されていました、その1つがこれ。
「辞めさせたい社員同士を出張に行かせ、経費削減を理由に総務部がホテルを予約。その部屋はダブルベッドの部屋で、これを十数回繰り返していけば、精神的に参って会社を辞めていきます」
これだと、すぐにはリストラ要員にされているのだなとは気づかないかも。でも、大人の男性が同じベッドで互いのいびきや寝相の悪さに我慢し続ける苦痛を利用するとは、これはもう悪魔の考えですね。巧妙の限りです。
女性関係も要注意ですよ!
企業の社長が社員の不倫調査を探偵に依頼するケースも増えているのだといいます。もちろん、不倫ネタで辞めさせる目的なんだとか。とくに小さい会社の社長からの依頼が多いのだといいます。噂が広がりやすく、奥様にリークしたりして会社にいづらい雰囲気を作り追い込んでいくのだとか。自主退職に追い込めれば退職金も減額できるので、手付金と成功報酬で一人につき130万円ほど総額かかるのに割のいいリストラになると。
中年リストラの予兆・見抜き方とは
鋭い感性と慎重さがあれば、世の中には出来事が起こる前の「予兆」というものがあります。リストラ然り、週刊SPA!には5つの予兆がありました。最後にこちらをご紹介してお別れします。
- 人事部のトップが代わる
- 銀行員や弁護士、コンサルタントが出入りする
- 人事評価システムが変更。給料UPのチャンスと説明される
- 就業規則の懲戒解雇の理由、項目部分が異様に充実し始める
- 「セカンドキャリア」の項目が社内アンケートに追加される
そういえば…、なんて心当たりありませんか。
昔のように終身雇用じゃない時代ですから、いつかは会社を退職するわけですが、それがどんな形で訪れるかわからない。そのひとつがリストラです。怖いと怯えるだけより、どんな順序でどんな言葉で自分の身に迫ってくるのかがわかっていれば、対処法もある。早々と先手を打って転職探しに奔走するもよし、家族会議を開くもよし、信頼おける友人に話を聞いてもらいアドバイスをもらうだけでもよし。
今は他人事でも、いつか自分ごとになるかもしれない。そう思っていても、何も減らない。でも、考えていなければ慌てふためき無駄に落ち込んでしまうか可能性だってある。そんな人生の知恵として、今回の『週刊SPA!』は非常に勉強になりました。
何だかここまでされて会社にしがみつかなくてはいけないことが悲しすぎますが、サラリーマンである以上は心構えとして備えておいてもいい知識ですね。
(参考元:週刊SPA!2017年12月19日号)