木村拓哉モニタリングで勝地涼の相談に思わず本音語る!?

PR

木村拓哉モニタリングで勝地涼の相談に思わず本音語る!?

 

これってやらせでしょ?

珍しいことに1月2日放送の『ニンゲン観察!モニタリング★超豪華芸能人大集合!3時間SP』では、これは「本当っぽいな…」と思われる企画がいくつかありました。

変な言い回しですが、大概はヤラセだとしか思えないような内容ばかりなので仕方ありません。
なにせ、人気番組の人気企画を芸能人という職業についているタレントや芸人たちが全く知らないとは考えにくいし、たとえ視聴したことがなかったとしても聞いたことぐらいは在ると思うので。

なので、心霊現象のコーナーなども「わざとらしい演技」が見るに耐えられずチャンネルを切り替えたりしていたわけですが、昨晩は「心霊バス」で怯えるジミー大西さんの「わかる!わかる!」のリアクションに、「もしかして今回だけは新春SP」ということで本気を出したか?と思えましたね、面白かった。

次いで「あれ? もしかして本当に気づいてなかったりする!?」というのが、木村拓哉さんへ勝地涼さんが相談する内容のモニタリング。



 

よくも悪くも木村拓哉は木村拓哉なんだなぁ

SMAP解散以来、だいぶイメージ的にも逆境の立場におかれてしまった感が否めない木村拓哉さん。

彼の動向というのはよくも悪くも注目されるわけですが、昨晩のモニタリングでは美容師になって騙す側と、俳優勝地涼さんに騙されてしまう両方があって、これまたジミー大西さんばりに見入ってしまいました。

というのも、なんだか「もしかしてモニタリングに気づいてない!?」という感じがしたから。

なに言ってるの!?そんなの気づいてないように見せている演技に決まってるじゃないのよ、と一瞬疑いをかけてもみるのですが、観続ければ観続けるほどに、「これは……」やはり新春ということでこれまでとちょっと気合が違うかな、スタッフの、という感じで「ヤラセ」には思えなかったわけです。少なくとも自分としては。



 

なぜなら有り得ることだろうから、相談が

今回のモニタニングは前田敦子さんと結婚したことでも注目を浴びている俳優、勝地涼さんが木村拓哉さんに相談をもちかけるという内容です。

まあ、これはドッキリなわけですが、二人は同業者だし先輩後輩という関係でもあるし、場所は楽屋だし…

ということで、勝地涼さんが「俳優をやめたい」という突発的な相談をもちかけても何ら不自然ではないという素地がまずあるわけですね。
これがあるがために、木村拓哉さんもドッキリだとはこの時点では思わなくても少しも不思議じゃない。

そういう人生の転換期に木村拓哉という先輩と一緒に仕事をしていたなら、自分ももしかしたら意見が欲しい、できれば相談もしてみたいと思うかもしれないとシミュレーションもしてしまったし。

キムタクは終始冷静かつ真摯で、今回の相談に対する回答はほぼパーフェクトなものだったと言っていいのじゃないのかな。
でも、そういうと「ほら、だからやっぱりドッキリってわかってたんだよ」とツッコミが入りそうですが、キムタクの”ある一言”が、もしやモニタリングってやっぱり気づいてないかも?と思わせたんですよね。

 

それは、「しんどくなってしまって」という勝地涼さんの言葉に対し、

「みんなしんどいでしょう。だってやることなすこと、ね、色々叩かれるから、それに対してはそういう意見もあんのかって思うけど、でも事実だしね、それも」

と吐露。

さらに、勝地が自分自身が「普通になってしまう」ことに悩んでいることに対し、

「自分だって言われてるもん、『なにやったってキムタク』だって。しょうがないよね、人がそう言うんだから、でもそれはそれだし」

と、こう答えたわけですよ。

一瞬フリーズしましたね。
わかっているかな、わかっているだろうな、でも本当のところどこまで自分の噂について知っているのかと思うことが多々あったので、この初めて聞くキムタクの本音というのは実に新鮮でした。

そして、なんだかジンときたわけですよ、切ないっていうのでしょうかね。

極めつけは、亡くなった蜷川幸雄さんの名前を出して自分なりの考えを披露するところ。

勝地さんにとって師匠だという演出家の名前をだして「それこそ蜷川さんに色んなスイッチを押してもらったと思うし」と切り込んで、「逃げるの」はなんか嫌だと自分自身の生き様とし、さらにはチケットを買い舞台に来てくれる人や関係者の気持ちを考えるべきとも発言したわけです。

いや〜〜、ファンでも何でもないですが、今回の木村拓哉さんの本音なのかな?と思える真摯な対応は胸を打ちましたね、単純に。

いい噂がないばかりか、嫌いな夫婦1位や、嫌いなタレントランキングでも上位になっている現在の自分をちゃんとわかっているのだろうし、事実、誰を演じてもキムタクになってしまうという世間の声に自分なりに向き合っている。批判や非難の声に反論するのじゃなく、そういう意見もある、それはそれでしょうがないと受け止めている。

大人、キムタクですよ。

これぞ元SMAPのカリスマ、そう感じました。

ほらほら、結果キムタクの印象がアップしたわけだからやっぱりヤラセだったのじゃないの!?という声もここでまた聞こえてきそうですが、問題はそこじゃないのですよ。

ヤラセだろうがなんだろうが、もうどちらでもいい、ただ、信じようと思えば信じることができる内容でもあったという、そのことのほうがよほど重要だと感じたわけです。個人的に。

「なにやってもキムタク」と言われてしまうという言葉を本人がドッキリとわかっていて口にするだろうかという、そのこともある。

 

いずれにしても、カメラを発見したときの表情や理由も踏まえて、勝地涼さんの涙を伴っての名言技もあってか、「俳優をやめたい」相談に対しての回答は素の木村拓哉さんだったと思えましたね。
実に面白いドッキリでした。

そしてなんだか、やっぱりこの言葉「ジンときた」と言いたくなる回でした。