飼い猫を長生きさせるため改めたい7つの習慣

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飼い猫を長生きさせるため改めたい7つの習慣

 

可愛いだけじゃ長生きさせてあげられない。

可愛いからこそ、ここはストイックに学びたい。

というわけで、飼い猫を長生きさせたい人は見直して欲しいこと、実行して欲しい習慣をご紹介します。

 

愛猫のために改めよう
7つの習慣

  • 喫煙している
  • 完全室内飼いだからワクチンを打たない
  • ついおやつをあげ過ぎてしまう
  • 炭水化物の多い食べ物を与える
  • 部屋に細かいモノが散らかっている
  • 猫の歯磨きをしない
  • アロマを焚く

人間としても「それはダメでしょ」という項目が多いですが、ひとつわからないのは「アロマを焚く」でしょうか。



これ、なぜにいけないのでしょう。
一つ一つ見ていきます。

ここがダメ!
喫煙している

人間同様、猫も受動喫煙の影響を受けます。という事は当然、飼い主の喫煙は猫の健康を害することにつながるわけですが、具体的には「リンパ腫」のリスクが高まるという研究結果が明らかにされています。

猫は毛づくろいの習慣があるため、毛についたタバコに含まれる化学物質を舐めて体内摂取する危険性もあるし、副流煙を吸い込んでしまうリスクもあります。

タバコは吸っている本人以上に周囲の人間や動物たちに迷惑をかけるということからも、本当に生活から排除したいことの一つです。なので、美味しい食事処で隣からタバコの煙なんてこようものなら、どんなに感じが悪くてもメニューを見る前に店を出ることにしています。

ここがダメ!
ワクチンを打たない

外で散歩することもないしワクチンは必要ないやと思っているとしたらこれも要注意。



動物病院の受診時に感染する事もあるし、飼い主の靴の裏からウィルスが入ってくる事もあるということで、「3種混合ワクチンだけでも摂取する」ことが望ましいといいます(服部獣医師)。

いっぽう、室内飼いが猫の健康に良いという考え方自体にキャットホスピタルの医師(南部和也獣医師)は異論を唱えています。

完全なる室内飼いはアメリカの都市部からきた習慣であって、住宅の狭い日本では深刻な運動不足につながり肥満の原因になると。そして肥満になれば猫も糖尿病や心臓病などの病気のリスクを高めてしまうことになるというわけです。

健康寿命という観点に立つならば、事故や感染症などのリスクは高まるとしても外に出す事も検討する必要がありそうです。それが無理な場合は、散歩という形をとって外に連れ出したり、家具を上ったり下ったりしやすいように環境を整えたり、たくさん遊んであえるなど、体をなるだけ動かせる環境を作ってあげることが大事といいます。

ここがダメ!
おやつをあげ過ぎる

運動不足が肥満につながるリスクを先にあげましたが、食事の与えすぎも肥満の原因になる事はいうまでもありません。一日の摂取カロリーを決めて、その範囲内で食事を与えることが大事です。

体重管理は健康維持の基本なので、太り気味の猫に対しては糖尿病の初期症状を見逃さないよう観察する必要があります。

糖尿病は治療が遅れると後ろ脚に力を入れにくくなったり、不調がいろいろ現れます。

急激な体重減少や水を飲む量、尿の量が増えたら糖尿病が疑われるため、ふだんから飲水量や体重をチェックしておくことが必要です。

ここがダメ!
炭水化物の多い食べ物を与える

今はたくさんのキャットフードがありますが、この市販のキャットフードは安価なキャットフードほど多くの炭水化物が含まれているため、血糖値の上昇につながり、糖尿病の原因にもなります。猫は肉食動物なので、本来、炭水化物は必要じゃないのです。

お金と時間に少し余裕があるのなら、「生肉を加熱して与えるのがベストです。比較的安価な鶏むね肉やササミなどで十分で、余裕があるときだけでもかまいません。”人間の食べ物をあげるのはよくない”といわれますが、例えば唐揚げの衣をとって分け与えるくらいなら問題ありません。ただし、パンやお菓子など炭水化物が多いものは論外です」(南部獣医師)ということです。

キャットフードは便利ですが、便利と長生きはなかなか両立しないもの。手間という愛情をかけることが健康寿命につながるということなのでしょう。

ここがダメ!
部屋に細かいものが散らかっている

散らかっている家も要注意。玩具やリボン、ゴムなどを猫が誤って飲み込んでしまい動物病院に運び込まれることが多いといいます。誤食や誤飲をした場合、腸閉塞を起こしてしまい開腹手術が必要になってしまうので、猫の手の届く場所にそういったものをほうちしないよう注意しなければなりません。

ここがダメ!
歯磨きをしない

健康維持のためには歯磨きの習慣も大事。

「猫は虫歯にはなりませんが、歯肉炎や歯周病、歯石は多く見られます。口腔内に問題がある猫はそうでない猫に比べて腎臓病になるリスクが高まるというデータがあります」(服部獣医師)

でも、これまでやったことがないのに抵抗されないかしら、ちょっと歯ブラシを使っての歯磨きは無理だわという方は、濡らしたガーゼを指に巻いて、唇をめくるように犬歯と奥歯の表面をこすることから始めましょう。慣れてきたら歯ブラシを口の端から滑り込ませて磨く(子供用の小さい歯ブラシでもOK)。1日1回は歯磨きをしましょう。

ここがダメ!
アロマを焚く

アロマオイルを焚く習慣がある人も注意。

これはなぜか。服部獣医師が答えています。

「もともとアロマオイルは植物のエキスを濃縮して作られるものです。肉食動物である猫は植物をうまく代謝できないので、アロマオイルを口や皮膚から摂取すると毒性を示すことがあります。解毒をする臓器である肝臓と腎臓に負担がかかり、腎臓病と肝臓病の原因になることもありえます」

何気なくしていることが猫の寿命を縮めているかもしれない。

まずはそこに思いをはせることが大事ですね。そして直せるところから悪い習慣は改めていく。

ただ長生きさせるのじゃなく、健康で長生きを目指すためにも心がけたい7つの習慣です。

(参考、引用元:週間朝日 10月20号)

 

 

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