あらがえない年齢による見た目の衰え。
若い頃はちょっとのダイエットですぐに効果がでたのに今はなかなか痩せない。
化粧のノリも悪くて化粧をしても楽しくない。そもそも肌が荒れている。
年齢を重ねるってそういうことよね、と割り切る前に自分自身の腸について考えてみませんか。
老けたのは腸のせいかもしれない
腸内環境は肌の状態や疲れやすさなど、全身の若々しさにも深く関わっているといわれます。また、ストレスへの強さや精神状態にまで影響を与えるとも。
あなたの腸年齢をチェック
下の質問にお答え下さい。当てはまる場合はYESをつけて、その「YESの数」と「自分の年齢」を足した数があなたの腸年齢になります。
体質・性格編
・冷え性である
・家族に腸の病気になった人がいる
・顔色が悪い
・よく肌荒れする
・疲れやすい
・太りやすい
・落ち込みやすい
・オーバーワークだと感じる
・ストレスを感じる
・よく風邪を引く
生活習慣編
・入浴をシャワーだけで済ませることがある
・運動の時間が週180分以下
・睡眠時間は5時間以下
・眠りが浅く、睡眠中によく目覚める
・すっきり目覚められないことがある
・朝、トイレに入る時間がない
・朝食をとらない日がある
・自宅意外のトイレでは排便できない
・規則正しい生活ができていない
・リラックスして過ごせる時間がほぼない
※生活習慣編はすべて「腸を老けさせる生活習慣」です。
ですので、腸の若さを保ちたいならその逆の生活習慣にすればいいことになります。
では、どうやって腸が若返ったかをチェックできるのか。腸のスペシャリストである小林弘幸教授は、「お通じ」がそのバロメーターになるといいます。
便秘をしなければ腸に老廃物がたまらず、栄養をきちんと吸収できるため不調の改善につながり、また便によって圧迫されていたお腹まわりの血流が解放されると全身の血行がよくなり、冷えや肩こりの解消も期待できるというわけです。腸内環境の改善によって精神面や睡眠にも好影響があると小林教授。
腸では、幸せホルモン「セロトニン」や、睡眠ホルモン「メラトニン」が分泌されます。腸が若返り、これらがスムーズに分泌されるとストレスを感じにくくなり、睡眠の質もアップし、アンチエイジングに有効と考えられています。
腸を若返らせる4つの習慣
1日3回の大腸マッサージ
腸には便がつまりやすいポイントが2つ。左側の肋骨の下と右側の腰骨の上。左右の手でギュッとつかむと腸に刺激が加わり、便秘解消になります。さらに、その2箇所のポイントをつかんだまま肛門を引き締め、腰を左右8回ずつ回すとより効果がアップするので、1日3セットを目安にやってみましょう。
発酵食品を2品以上食べる
腸に棲む細菌のうち体に良い働きをするのが善玉菌。発酵食品に含まれる乳酸菌や酵母菌などは、善玉菌の餌となって腸内環境を整えてくれます。発酵食品は多く摂取するほど効果があるので、1回の食事で2品取ることを意識しましょう。
駅や自宅では常に階段を使う
腸の働きを司るのが自律神経のうちの副交感神経。階段の上り下りやウォーキング程度の軽い運動は副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせて腸の働きをよくします。運動によって腸が刺激されることも便秘解消に有効です。
朝、15分だけ早起きをしよう
朝食は腸を動かすスイッチ。バナナ1本、ヨーグルト1皿程度で良いので必ずとりましょう。また、朝が慌ただしいとトイレに入る時間がなくなり「お通じ」を我慢するクセがついてしまいます。早起きを心がけ、朝食とトイレの時間を確保しましょう。
いかがでしたか。
腸を若返らせる4つの習慣、とっても身近ですぐにも意識すれば始められることばかりですね。腸から若返る生活習慣、さっそく始めてみましょう。