南果歩「借金しかなかった」10億円慰謝料否定で浮上した裏事情

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南果歩「借金しかなかった」10億円慰謝料否定で浮上した裏事情

 

週刊誌報道には2つの意図があると感じます。
ひとつは真実の報道。
もうひとつは、真実をあぶり出すための嘘の報道。

南果歩さんと渡辺謙さんが離婚することになり、女性週刊誌では南果歩さんが受け取る慰謝料が10億円ぐらいになるのではないかとの報道がありました。

でもその報道が出て翌週の今日、10億円なんてとんでもないという南さんの反論記事が出ています。

借金しかなかった!? 

報道が出たのは『女性自身』6月12日号。

読み進めていくと、南果歩さんの知人だという方からのインタビューが大半を占めていて、その方いわく、



「…中略、離婚という結論に至ったとはいえ、果歩さんはいまでも謙さんに感謝しています」

とまずピシャリ。

それは13年も夫婦をしてきたわけだし、誰かに頼まれて一緒になったわけじゃないのだからそうでしょう。ただ、最初が最後じゃないということも同じぐらい事実として世間に公表してしまったようなものですが。

今回の記事の一番の注目どころは、報道されていた10億円近い慰謝料の噂は本当なのかどうかということ。

週刊誌記者が今は一人で暮らしている南さんの都内の自宅を訪れインタビューしたところ、



「どうしてこんな記事が出るんでしょうか…」

と南さんは呆れ顔になったそう。そして、

「10億円なんて、とんでもない。全部嘘です!だって、(渡辺には)借金しかなかったんですもの……」

と答えたというのですね。

こういう声を引き出すための、一か八かの報道だった可能性もあるのにまんまとのってしまった感じがします。
それこそ週刊誌の思う壺という気がしますが、言わずにいられなかった気持ちというのも十分わかります。

謙さんの不倫が原因での離婚とはいえ、サラリーマンの生涯賃金の何倍もの慰謝料が南さんの手に渡るとなれば世間の見方はまたちょっと違ってくる。

そのことについて先の南さんの知人も、

「婚前契約なんて、二人はまったく交わしていませんよ。婚前契約について訊ねられた果歩さんは、あまりにも根も葉もない記事にあきれていたそうです。まるで根こそぎお金を持っていった悪者みたいにとれるバッシングも多くて、彼女は本当に傷ついています」

とフォローしています。

しかし否定するためとはいえ前夫に借金があったことが世間に露呈してしまったことは、ちょっと謙さん側にしてみたらショックだったでしょう。順風満帆に俳優人生を歩んでいるようにみえて、それこそ潤沢な資金もあり貯金もありというイメージを勝手に持ってしまっていた方も少なくないと思うだけに余計に。

 

それは関係ないことはないのでは!?

 

今回の週刊誌報道でわかったことのひとつに、南さんと一緒に住んでいた実母が家を出ていたという事実がありました。

なんでも、「うちの母が(離婚は)私のせいじゃないかって、ひどく傷ついているんです」

と南さん。実母は南さん夫婦と暮らしていて、それによって謙さんが息が詰まる生活を強いられて、それが原因で不倫をしたのではないかという報道されていたからのようですね。

これについてちょっと驚いたというか「それはあなたが言うことじゃないのでは?」と思ったことがありました。

「同居が不仲の原因といわれていますが、そんなことはないと思うんです。というのも、もともと私たち家族が住んでいた家に向こう(渡辺)が入ってきた形なので、母との同居はいまに始まったことではないんですよ。でも母は『自分が出ていけば何とかなるんじゃないか』と思ってしまったみたいで、騒動後はあの家から引越していきました…後略」

という南さんの言葉です。

同居が不仲の原因ではないと思うと南さんは言ってますが、そう思いたい気持ちはわかるし、実際そうなのだとしても、それを判断するのは「あなたじゃない」という気がします。

窮屈を強いられている人間の気持ちを、その状況を強いている側の人間が代弁することは無意味ですから。それは願望であって事実にはならないし、事実であっても人は必ずしも不平不満を相手に口に出して伝えるものとは限らない。

つまり、不満があったところで謙さんは口にしなかった恐れもあるし、それをもってして不満はなかったと発言してしまうことの浅はかさはいかがなものかということです。

もともと自分たち家族が住んでいたところに謙さんが入ってきた形なので、という表現も微妙ですね。

10億円慰謝料云々よりも、夫が肩身の狭い思いをしていたのじゃないかということについて南さんがそのような解釈をしていたことに一番驚きました。

自分たちの気が付かないところで肩身の狭い思いをさせていたかもしれないと、そういう言い方をしてあげることのできる奥さんだったらまだ二人は夫婦だったのかなと思ったり。

まあ、どちらもいい役者さんなので、これをまた肥やしにして欲しいものです。

(出典・引用元:『女性自身』6月12日号)