親の介護が突然始まっても共倒れしない介護術

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親の介護が突然始まっても共倒れしない介護術

介護なんてまだまだ先。

介護離職する同僚の話もいまだ他人事。

でも、実は介護の現実はある日突然にやってくる。

何をどうしていいのかわからないと、オロオロしないためにも何からどう始めればいいのか、その基本ぐらいは知っておきたいですね。

 

介護の始まりはいつも突然やってくる

 



きっかけは‥‥

  • 親が倒れた
  • 親の言動がおかしい
  • 病気の回復後の状況が思わしくない
  • 周囲の人から「おかしい」と知らされた

市区町村の窓口で要介護認定の申請を行い
調査・審査を受ける

親が住んでいる市区町村の窓口や地域包括支援センターに、介護が必要であることを申請する。

自宅、入院先で調査が行われ、主治医の意見も併せて、

  • 要介護1〜5
  • 要支援1〜2
  • 非該当(自立)

のいずれかに認定される(自治体によっては、調査の前にチェックリストの審査あり)。

 

ケアプランを作成する

要支援、要介護に認定された場合、本人や家族の意見や希望を聞き、通所、訪問などの介護保険サービスを組み合わせてケアマネジャー、地域包括支援センターがケアプランを作成。手配、連絡、調整も行う。

介護度により、介護サービスの利用限度額や自己負担額は異なる。



 

介護がスタートする

ケアプランに沿って介護サービスの利用を始める。サービスが適切でない場合は、地域包括センターやケアマネジャーに相談して見直す。

 

介護が必要になるかどうか判断する
厚生労働省作成のチェックリスト

親の元気度をチェックしてみましょう。

介護予防のためのチェックリスト

 

社会参加
 1 バスや電車を使い、1人で外出しているか           はい いいえ
 2 日用品の買い物をしているか                 はい いいえ
 3 預貯金の出し入れをしているか                はい いいえ
 4 友人の家を訪ねているか                   はい いいえ
 5 家族や友人の相談にのっているか               はい いいえ

運動器
 6 階段を手すりや壁を伝わらずに上っているか          はい いいえ
 7 椅子に座った状態から何も捉まらず立ち上がれるか       はい いいえ
 8 15ふんかんくらい続けて歩いてるか              はい いいえ
 9 この1年間に転んだことがあるか               はい いいえ
 10 転倒に対する不安は大きいか                 はい いいえ

栄養
 11 6ヶ月間で2〜3kg以上の体重減少はあったか         はい いいえ
 12 BMIは18.5未満か(BMIとは、体重÷身長×身長)        はい いいえ

口腔
 13 半年前に比べて固いものが食べにくくなったか          はい いいえ
 14 お茶や汁物などでむせることがあるか              はい いいえ
 15 口の渇きが気になるか                     はい いいえ

閉じこもり
 16 週に1回以上は外出しているか                  はい いいえ
 17 昨年と比べて外出の回数が減っているか              はい いいえ

物忘れ
 18 周りの人から「いつも同じことを聞く」
   などの物忘れがあるといわれるか                 はい いいえ
 19 自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしているか      はい いいえ
 20 今日が何月何日かわからないときがあるか             はい いいえ

こころ
 21 (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない             はい いいえ
 22 (ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった はい いいえ
 23 (ここ2週間)以前は楽にできていたことが今では億劫に感じられる はい いいえ
 24 (ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない          はい いいえ
 25 (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする         はい いいえ

 

このチェックリストは、介護が必要になるかどうかを判断(厚生労働省作成のチェックリストより)するものです。

解答欄の色が「オレンジ」のものが好ましくない状態。
1〜20の項目で「オレンジ」の数が10個以上、
6〜10で「オレンジ」が3個以上、
11〜12で「オレンジ」が2個、
13〜15で「オレンジ」が2個以上、
いずれかに該当する場合は、地域包括支援センターに連絡をしましょう。

(参考元:日経おとなのOFF9月号より)

漠然と不安を抱いているより、少しでも知識を身につけて一歩を踏み出しましょう。
何に不安を抱いているかがわかるだけでも、だいぶ気持ちは落ち着き現状も改善されていくものと信じています。

 

 

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