首都崩壊!?地震に弱いビル・建物一挙ご紹介!

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首都崩壊!?地震に弱いビル・建物一挙ご紹介!

 

不穏な地震が続いています。

今に始まったことじゃないけれど、今まさにその活動期に入っていることを実感する日々ではないでしょうか。
脅かすつもりじゃなく、いたずらに怖がらないための知識を蓄えておくことは非常に大切。

地震が怖い、地震が怖いというけれど、ただ揺れるだけなら本当はそれほどのことじゃない。問題はその上に林立している建物、ビル、それらが壊れてしまうことによる被害です。地域によっては、そう、まさに東北大震災ではそれは「津波」でした。

地震が怖いというより、地震が引き起こす「その後」のあれやこれやが問題なのです。
あなたがもし首都圏に住んでいるのだとしたら、怖いのは建物の崩壊でしょう。

2018年5月25日号の『週刊朝日』に、東京都が3月末に公表した震度6強以上で「倒壊、または崩壊する危険性が高い」とされる建物154棟が掲載されていたので、貴重な情報として一人でも多くの方に知ってほしいためご紹介させていただく事にします。



震度6強以上で倒壊の危険性が高い
23区内の主な建物

 

■ 東京共済病院2号館 西館(目黒区)……耐震改修など検討中

■東邦大学医療センター大森病院1号館(大田区)……今年度中に耐震改修予定

■日本大学医学部付属板橋病院(板橋区)……建て替え予定

■江戸川競艇場入場門棟(江戸川区)……2019年4月以降に耐震改修予定

■科学技術館K棟(千代田区)……2019年2月に耐震改修完了予定



■紀伊國屋ビルディング店舗棟、ホール棟(新宿区)……耐震改修を検討中

■アブアブ赤札堂 上野店(台東区)……耐震改修など検討中

■道玄坂共同ビル(SHIBUYA109)(渋谷区)……2019年度に耐震改修着工予定

■ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町5〜8F(新宿区)……耐震改修など検討中

■六本木共同ビル(ロアビル)(港区)……取り壊す予定

■OWビル(オリエンタルウェーブビル)(新宿区)……耐震改修など検討中

■ニュー新橋ビル(港区)……耐震改修など検討中

■日本金属板橋工場第一圧延工場本体建物、炉付き棟(板橋区)……耐震改修を検討中

■新日鉄住金君津製鐵所東京鋼管部製管工場(板橋区)……S館S南館を除く

■銀座貿易ビル(中央区)

■芝浦ビル(港区)……耐震改修など検討中

■春日ビル(港区)……取り壊す予定

■ストーク新宿(新宿区)……2018年度に耐震改修の設計着手予定

■シーアイマンション白金・高砂ビル白金(品川区)

■キャッスル共進高層棟1〜11F、低層棟(目黒区)

■六郷東豊エステート(大田区)

■駒場ネオパレス(世田谷区)

■ユアビルⅠ 4〜6F(杉並区)

■板橋スカイプラザ高層棟、低層棟(板橋区)……低層棟は2019年12月に耐震改修完了予定

■いづみハイツ竹の塚(足立区)

 

今回の公表は、2013年に施行された改正耐震改修促進法に基づいたもので、「1981年5月以前の旧耐震基準で建てられた建物のうち、人が集まる大規模なものや、災害時に緊急車両が通る道路沿いにあるものなどが対象」になっているそうです。

 

東京都で対象となる建物は合計851棟で、危険性が「ある」とされたのは95棟、「低い」ものは584棟、未報告もあるといいます。

『週刊朝日』の記事で訴えていることは、これら発表された危険性が高い建物というのが、全体のごく一部だということ。小規模なビルや一般の木造住宅などは対象外とされているということです。

重要なのは、自分の住む地域がどのような被害を受けてきたかを知ること。そうすれば将来の危険性もわかるということです。

その日、その時、自分がどこにいるか。いることができるか。

それはもはや「運まかせ」になってしまうぐらい途方もないことですが、安全な場所に居続けることができないと同様に、危険な場所に居続けることをなるだけ避けることもできると考えるならば、危険そのものを回避することが難しくとも、その確率を低くすることは努力次第でできるといっていいのではないでしょうか。

いつも言うように、知っていると知らないとでは「何かあったとき」に命の明暗を分けます。
あなたの大切な人を守るためにも、有用な情報を知ることは価値ある作業です。

(参考元:『週間朝日』5月25日号より)