2018年6月19日付の『週刊女性』の記事に、若さを保つ食べ物が紹介されていました。
抗酸化、抗糖化、アンチエイジングに役立つ食材は何か。
まずは知ることが大事ということで、ご紹介していきます。
ベスト1.白ワイン
毎日グラス一杯でアンチエイジング効果が
ワインは赤白ともに抗酸化・抗糖化成分が豊富に含まれ、AGEを減らす効果が。さらに白ワインは、腸内環境を整える酒石酸や、利尿作用のあるカリウムが豊富で痩せる効果も。ただし少量ながら糖質を含むため、量は1日グラス1〜2杯に。夏場は氷を入れて飲むと◎。
ベスト2.エキストラバージンオリーブオイル
40際からの美と健康を万能パワーでサポート
40歳以降、積極的にとりたい良質な油。なかでも一押しはオリーブオイル。主成分であるオレイン酸やポリフェノールの一種であるヒドロキシチロソールは、抗酸化、抗炎症、悪玉コレステロールを減らす作用を持つ。高温加熱は食材の透過が進むので、生の野菜や魚にかけて食べるのがオススメ。パンにつけても◎。
ベスト3.大豆・大豆食品
抗酸化力に優れたポリフェノールが豊富
良質なタンパク源として知られる大豆。注目成分の大豆イソフラボンは高い抗酸化作用とともに女性ホルモンに似た働きをもつ。また、糖化を防ぎAGEをへらす効果をもつビタミンB1や、細胞や脳を若く保つレシチンなど、アンチエイジング成分がたっぷり。体内にストックできない成分が多いので、こまめにとろう。
ベスト4.酢・レモン
料理にひとかけすれば糖化ダメージを半減
レモンなどの柑橘類や酢に含まれるクエン酸は、血液をサラサラにして疲れをとる働きがあるほか、抗酸化作用も持つ。特にレモンは、抗酸化作用に優れたビタミンCも豊富で生活習慣病予防や老化抑制に効果的。注目は、料理と一緒にとることで糖化の害を防いでくれること。酸味が苦手な人は煮込み料理などに加えてもOK。
ベスト5.緑茶
カテキンパワーでガンも老化もブロック
緑茶の最大の特徴はポリフェノールの一種であるカテキンが豊富に含まれること。カテキンは、殺菌作用や悪玉コレステロール低減、がん予防のほか、AGEを90%以上抑える効果も確認されている。また抗酸化作用に優れたビタミンA、C、Eのすべてを含む。茶葉の粉末をそのまま飲むとカテキンを多く摂取できる。
ベスト6.ごま
直接届く抗酸化物質で肝臓を若く保つ
特に注目は、ゴマだけに含まれる抗酸化物質・ゴマリグナン。活性酸素が造られやすい肝臓まで届き、アンチエイジング効果に加えて肝機能を回復する効果も持つ。ほかにも糖化を抑えるビタミンB1、ビタミンE、食物繊維、タンパク質など豊富な栄養成分を含有。煎りゴマやすりゴマ、練りゴマにして食べると吸収率がUP。
ベスト7.チョコレート
高カカオを選んで若返るおやつタイムに
チョコレートの原料であるカカオ豆は、カカオポリフェノールやカテキンなどを豊富に含む。高い抗酸化・抗炎症作用があり、動脈効果やガンを防いでくれる。また苦味成分・テオブロミンは、血流を促し冷えやむくみを改善してくれる。カカを成分70%以上のものを選び、1日30〜50g程度を目安に摂取を。
ベスト8.ハーブ・スパイス
独特の風味で糖化・酸化ともに抑制
全般的に抗酸化物質やミネラルが豊富なアンチエイジングの優秀食材。なかでも、糖化を強力に防いでくれるのが、シナモン、クミン、黒こしょう、バジル。シナモンは血行促進、クミンはデトックス効果、黒こしょうやガンや動脈効果予防効果、バジルには美肌効果が。カモミールやミントはハーブティーで取り入れるのがオススメ。
ベスト9.ブロッコリー
AGEを元から封じるスーパー野菜
豊富な抗酸化成分の中でも注目はスルフォラファン。高い抗酸化作用や解毒作用に加え、老化物質AGEが造られること自体を防いでくれる。また、ほかの成分では数時間から1日程度で消えてしまう抗酸化作用が三日間も持続する。なお、ビタミンÇやスルフォラファンは水溶性なので、ゆでる場合は茹で汁も飲もう。
ベスト10.ブルーベリー
驚異の再生力で昔の肌を取り戻せる
目にいいとされる青紫色のポリフェノール、アントシアニンを多く含む。ほかにもフラボノイドやビタミンAなどが豊富に含まれ、活性酸素の害から全身の細胞を守ってくれる。さらに、AGEの蓄積によってできたシワやたるみに対するアンチエイジング効果も。完熟を食べるのが◎。
ベスト11.マグロ・カツオ
カルノシン&ビタミンBがAGEの害から守る
どちらも動脈硬化を防ぐタウリンや、貧血を防ぐ鉄分、ビタミンB12が豊富。またビタミンB16も多く、AGEの害から身体を守ってくれる。さらに、抗酸化作用のあるカルノシンという成分は、疲労回復や老化防止、認知症予防などの硬化が期待できる。刺し身やたたきなど、生に近い状態で食べよう。また血合いは栄養豊富な部位でもある。
ベスト12.青魚
40歳を過ぎたら是非とりたい良質な油
サンマ、アジ、イワシなどの青魚の脂に多く含まれるDHA,EPA。どちらも「オメガ3脂肪酸」という種類の脂で、脳や血管の老化を防いでガンや動脈硬化を予防する硬化が。焼いて脂を落とすとDHA、EPAも失われるので、食べ方は刺し身やたたきで。イワシの稚魚であるしらすやちりめんじゃこもオススメ。
ベスト13.牡蠣
糖化や酸化を防ぐ あらゆる成分が凝縮
豊富な栄養が1粒にギュッと凝縮されている牡蠣。抗糖化作用をもつビタミンB群のほか、強い抗酸化作用をもつビタミンA、C、Eもすべて含有。特に亜鉛の量は商品の中でもトップ。新陳代謝や免疫力を高めて活性酸素を除去するほか美肌効果も期待できる。亜鉛の吸収を助けるビタミンCとクエン酸を含むレモンはぜひ添えて。
ベスト14.しょうが
加熱時の抗糖化作用は食品トップクラス
身体を温める食材として知られるが、生と加熱した状態で異なるメリットが。生のショウガの主な成分ジンゲロールには血行促進や酸化抑制作用が。一方、アンチエイジング効果が高いのは、加熱した状態で増える成分ショウガオールやジンゲロン。高温で加熱すると別の成分に変わってしまうため、調理は100度以下で。紅茶やスープが一押し。
ベスト15.きのこ類
免疫細胞を活性化させるアンチエイジングフード
きのこ類は全般にビタミンB群がたっぷり含まれていて、体内での糖化を防いで脂質を燃やし、疲労を回復させる効果をもつ。さらに注目はβグルカン。免疫細胞のひとつであるマクロファージの効果を高めて、ガンや生活習慣病を強力に防いでくれる。石づきだけ落として、軸や、戻し汁や、茹で汁も摂取しよう。
以上となります。
(出典・転載元:『週刊女性』2018年6月19日号)
馴染みのものがほとんどですが、改めて効果を知ると素晴らしい食品ばかりですね。
毎日摂取できるものがほとんどなので、今現在の食生活にどんどん取り入れていくこともできそうです。
ただし調理法にも気をつけて。