効果薄いが副作用はある!迷うなら「やめた方がいい薬」一覧

効果薄いが副作用はある!迷うなら「やめた方がいい薬」一覧

 

2017年度の「薬剤売り上げランキング」第1位になった、腰痛や膝痛などに飲む痛み止めの「リリカ」。
しかし個人差が大きく神経性の痛み以外には効果がないこともあるというのに、常用すれば四肢のむくみやふらつきといった副作用があるばかりか、劇症肝炎や意識障害などを引き起こす危険性もある薬だというのだから驚いてしまう。

食後、もう一度食事をするのかと思うほど大量のお薬を飲む高齢者を見かけたことがあるけれど、本当にあれだけの薬を飲む必要があるのかと疑問に思ったことがあります。

今回は『週刊現代』2018年10月6日号から「迷うくらいなら止めたほうがいい薬」をご紹介させて頂きます。
あなたのお薬手帳、見直す必要があるかもしれません。

 

漫然と飲み続けている現実
不安だから、で飲むのはふさわしくない

永寿総合病院(東京)総合内科主任部長の池田啓浩氏いわく、

「医者が『薬は出しません』というのは、勇気がいるものです。なぜなら、薬を減らして患者さんに何かあったときのことを恐れるからです。患者さんも医者も薬を飲むことが『精神安定剤』になっている。しかし、そんな理由で飲む薬に本当に意味があるのでしょうか」

これ以上の説得力ある材料があるでしょうか。



 

新潟大学名誉教授の岡田正彦氏も、

「最近、私は血圧の薬を再度調べ治していますが、『75歳を超えたあたりから、血圧のいかなる薬も飲む必要がない』という結論に落ち着きそうです。脳梗塞、脳出血の経験者は薬を飲めという風潮になっていますが、降圧剤を飲んでもいっさい再発予防には影響しないことがわかってきました。残りの人生を考えた場合、高齢者は積極的にやめたほうが得策です」

とまで言っています。

 

迷うくらいなら、
やめたほうがいい薬

 

ではご紹介していきましょう。

病名:高血圧
種類:ARB
薬品名・商品名:アジルバ、ミカルディスなど
【解説】
他の降圧剤と比較して、寿命を延ばすエビデンスはない。「複数の降圧剤を飲んでいる人は、まず種類を減らしていきましょう。(松田氏)

病名:糖尿病
種類:DPP−4阻害薬
薬品名・商品名:ジャヌビア、ネシーナなど
【解説】
基準値より数値が高いだけで処方されることが多々ありますが、特段身体に異常がなく元気な人は飲む必要がありませn。(松田氏)



病名:高コレステロール血症
種類:スタチン
薬品名・商品名:クレストール、リピトール、リバロなど
【解説】
心筋梗塞や脳梗塞の治療歴がないなら、飲んでも意味がない。副作用として下痢や肝機能障害、筋力低下などがある。転倒のリスクも。

病名:腰痛、膝痛
種類:鎮痛剤
薬品名・商品名:リリカ
【解説】
痛みの元となる神経伝達物質などの放出を抑制する薬。多用するとめまいやふらつきによる転倒などが心配。その他にも四肢のむくみなど。

病名:過活動膀胱(頻尿)
種類:ムスカリン受容体拮抗薬
薬品名・商品名:ベシケア、デトルシトールなど
【解説】
頻尿で死ぬことはないので、生活に大きな支障がないならやめても問題ない。飲み続けると脳の活動が低下し認知症のリスクが上昇する。

病名:骨粗鬆症
種類:ビスホスホネート製剤
薬品名・商品名:ボナロン、フォサマックなど
【解説】
骨代謝の過剰な抑制により、骨の小さなヒビなどが治りにくくなることも。骨密度はあがっても逆に骨がもろくなってしまうケースがある。

病名:高尿酸血症
種類:痛風薬
薬品名・商品名:ザイロリック、フェブリクなど
【解説】
日本では尿酸値が高いとすぐ処方されるが、60歳まで元気に来た人は痛風発作を起こすことはまずない。100%やめていい薬。(岡田氏)

病名:不眠症
種類:ベンゾジアゼピン系睡眠薬
薬品名・商品名:ハルシオン、デパスなど
【解説】
依存度が非常に高く、服用が長引けば耐性ができて量も増える。物忘れや錯乱なども。欧州では投与期間を2〜4週間に制限している。

病名:認知症
種類:抗認知症薬
薬品名・商品名:アリセプト、リバスタッチ、メマリーなど
【解説】
進行を遅らせるだけで、QOL(生活の質)を改善するほどの効果は認められていない。息切れや吐き気、ふらつき、不眠などの副作用がある。

病名:不整脈
種類:プロカインアミド塩酸塩
薬品名・商品名:アミサリン
【解説】
心臓が弱っている人はかえって悪化する。とくに飲み合わせには注意が必要で、抗菌薬や高血圧の薬、勃起薬との併用は禁忌(タブー)である。

 

以上です。

不具合があるからそれを治したくて薬を飲むのに、効果は薄く、しかし副作用は大きいとなれば飲むだけ不健康になってしまう。

頭では理解しても大きなきっかけでもなければ、あるいは医者が止めよというまでは漫然と、何の疑いもなく飲んでしまうだろう薬。
本当に怖いものだと思います。

副作用が全くないならまだしも、なかには「治したい病気」より深刻な副作用を伴うものもあるわけなので、一度自分の飲んでいる薬が本当に飲み続けなければいけないものなのかを専門家や主治医に訊いて見ることが大事かもしれません。

なにせ目的は「薬を飲む」ことじゃなく、少しでも体調が改善することなので本末転倒にならぬように。

(出典・引用元:週刊現代 2018年10月6日号)